性暴力被害・デジタル性暴力
すぐしてほしいこと
- 悪いのは加害者です。相手の言うことには絶対従ってはいけません。一度言うことを聞いてしまうと、相手はもっと要求してきます。
- すぐに周りの信頼できる大人(保護者や先生)に相談してください。
- 周りの大人に相談できないときは、名前は言わなくていいので、いますぐに相談窓口に連絡してください。
もしも、身の危険を感じていたら・・・
- 身の危険を感じている場合は、110番に電話してください。
- 画像の削除依頼については「個人情報の流出・拡散」(ページ内リンク)を参考にしてください。
ネットをきっかけに性暴力にあわないために
- きっかけは色々です
- 「相手が下着姿の写真を送ってきたので、自分も断れずに送ってしまった」
- 「ネットで知り合った親切な人に、信頼の証に裸の写真を送ってほしいと言われた」
- 「付き合っている人に頼まれたので、断り切れなかった」
- 「どうしても行きたいコンサートのチケットを持っている人が『下着姿の写真を送ってくれたらあげる』と言うので迷ってしまった。」
きっかけはいろいろありますが、その1枚で、一生つらい思いをしてしまうかもしれません。
- 本当に大切なこと・・・
- 「言うことを聞かないと写真をばらまく」と脅して、金品を要求されたり性行為を強要されたりする。
- その写真をネット上にアップされてしまい、周りの目が気になって(噂されるようになって)学校に行けなくなった。
- 一度ネット上に出た写真は、完全に消えることはありません。
- グルーミング
- 「グルーミング」とは「手なずける」という意味です。ネットには現実の世界と同じように良い人がたくさんいます。ですが、一部に悪い人がいて、不安を感じている人の心のスキに付け込もうと狙っています。時間をかけて信頼させ、その信頼を悪用して様々な要求をしてきます。小さな要求から次第にエスカレートしていき、性暴力被害へとつながるという事件が起きており、令和5年7月から刑法で「性的グルーミング」が処罰の対象となりました。
- こんなケースが…
- (case1)相談相手に個人情報を伝えてしまった。すると態度が急変し、相談内容を知り合いにばらすと脅され、性的な画像を要求された。
- (case2)ネットで知り合った人から性的な画像を要求された。嫌だなと思ったけれど、信頼する人が変な要求をするはずないから、おかしいのは自分の方だと思って画像を送ってしまった。
- グルーミングは、ネットで行われることが多いのですが、スポーツクラブのコーチ、塾や学校の先生、近所の知り合いなど近い関係にある人によって行われる場合もあります。また、被害は性別に関係なく起きています。もしも、ネットで知り合った人にどうしても会いたくなってしまったらこちらに紹介している相談窓口に電話してください。匿名でお話しできますので、気持ちを聞かせてください。
本当にあなたのことを大切に思っている人は、あなたの裸の写真を送ってほしいなんて言いません。また、あなたが相手の事を本当に大切に思うならば、裸の写真を要求するなど、相手を困らせることはしないでください。